やってみて、上手くいかなかったことは無駄じゃない | ゆうゆーのテニスブログ

やってみて、上手くいかなかったことは無駄じゃない

何か新しいことを始めてみたけれど、それが自分には合っていない感じがして結局止めてしまうことってよくあると思います。
こういうことがあると、その新しく始めたこと自体が無駄だったような気がしてしまうものですね。
が、実はこれは全く無駄なことではないというお話です。
私の仕事の話ですが、例えば新規商品の見積もり依頼が30件来たとします。
そのうち見積もりが通って、サンプルが欲しいと言われるのがおおよそ10件です。
その10件のうち、サンプル評価で合格して最初の注文に至るものはおおよそ3件です。
さらにその3件のうち、長期的に売れ続けて会社の業績に貢献してくれるほどの商品になるものとなると、たった1件だけなんです。

こういう場合、最終的に売れ筋商品となった1件以外の29件の案件は、そもそも取り組んだこと自体が無駄だったように思えてしまいます。
もちろん、結果論からすれば無駄だったわけです。
でも、その30件のうちどれが当たりくじなのかは、当然ながら分かるはずがありません。分かるならば最初からそのくじだけを引きますよ、誰でも。

そういう中では、とにかくたくさんのくじを引くことが当たりくじを引き当てる秘訣なんですよね。


人生でも、何か行き詰まった時って暗中模索、あれこれやってみようとしますよね。
新しい趣味を見つけようと、ダンス教室へ行ってみたり、生け花を始めたり、サイクリングを始めたり、テニスを始めたり、、、

いろいろやって、結果的にテニスにはまり込んだわけです。
ある人はダンスにはまるでしょうし、またある人は生け花にはまる中で、自分がテニスにこれだけはまり込むなんて、始める前には誰も予想できません。
さっきも言った通り、予想できるなら最初からそれだけやればいいんですから。

いろんなことに挑戦したからこそ、その中でしっくりくるものを見つけられたんです。
一つ何かに挑戦して、それがしっくりこなくて「こんなこと無駄だ」と思って挑戦をやめてしまう人には、しっくりくるものを見つけることなんてできません。

いろんなことに挑戦したこと、今となっては笑っちゃうようなことに挑戦したことは、全くもって無駄なことではなかったんです。


テニスの何かで悩んでいる人、多いと思います。ここの読者全員かもしれません。
バックボレーが上手く打てなかったり、今まで無かったダブルフォルトが急に増えだしたり。

それの克服方法は、一つです。
あーでもない、こーでもない、それをやってもしっくりこなかった、などとあれこれ悩みながら、上手くいかなくてもとにかく諦めずに悩み続け、いろいろやってみることです。
30件の見積もりをしたら1件の素晴らしい案件に当たるように、何かを30個試したらテニス人生を変えるような素晴らしい気付きが1個得られるんです。

一つ二つやって上手くいかなくても、全然無駄じゃない。
後から考えれば無駄だったな、と思うことでも無駄じゃない。それは後からしか分からないんだから。
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