中道の精神を意識すべし | ゆうゆーのテニスブログ

中道の精神を意識すべし

仏教用語で「中道」という言葉があります。

私は熱狂的な仏教徒では全然ありませんので、微妙なニュアンスまで把握できていないかもしれませんが、この「中道」という言葉こそテニスのみならず人生の極意ではないかと思えるほど素晴らしい言葉ですので、記事にさせていただきます。

みなさんはこの中道という言葉の意味、ご存じでしょうか?

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中道の精神とは、極端な概念対立から離れた自由な精神状態のことを言うそうです。
要するに、偏り過ぎない考え方のことです。(と、私は捉えています)

ことわざで言うなら、「過ぎたるは猶及ばざるが如し」の意味が近いでしょうか。
これならピンと来る方も多いでしょう。


私は今、とあるテニスサークルを運営しているのですが、以前は毎週活動していたものの最近になって活動頻度を二週間に一回くらいに下げるようにしました。
これにはいろいろな意味があってのことなのですが、その理由の一つとして「欲に溺れすぎないこと」が何事も長く、そして深く楽しむ秘訣だと考えたからです。

テニスを始めた頃、特に社会人になってテニスを始められた方に多いのですが、テニスが楽しくて楽しくて、毎日でもテニスをやっていたいなんて思うものです。これこそ欲ですよね。
そこで、その欲のままに毎日毎日テニスを続けていたら、どうなるでしょうか?

まぁ、たぶんケガをするでしょう。
肩を痛めたり、肘を痛めたり、手首を痛めたり。。。
もちろんケガをする原因はテニスの頻度だけではありませんが、頻度が高い人ほどよく身体を痛めているというのも私の経験上、間違ってはいません。
こうなってくると、せっかくの楽しいテニスが十分に楽しめなくなってしまいます。
他の大切なこと(例えば、仕事)が疎かになったり、家族と一緒に過ごす時間が犠牲になってしまうといったような弊害も考えられます。

また、人間は何事にも慣れてしまう生き物です。楽しいことにも、つらいことにも。
毎日テニスをするのと、二週間に一回テニスをするのでは、一回一回のテニスの楽しさはまず後者の方が上です。ケーキを食べるのも、旅行に行って良いホテルに泊まるのも、どれも「たまに」だからとても嬉しく感じるのです。

この「たまに」というのが最高のバランス、つまり中道なのです。
全く無しでは楽しめない、かといってやり過ぎても楽しめない。
ほどよいバランスを意識しながら実行することが、最高に楽しめる方法なのではないでしょうか?


テニスの試合で勝てるようになるには、得意なショットをさらに伸ばすか、苦手なショットを克服するか、どっちが大切でしょうか?という質問を受けたとします。
まぁ、ありがちな質問ですよね。

人によって答えが割れると思いますが、私の答えは「中道」です。

ここで言う中道とは、得意なショットと苦手なショット(例えば、フォアハンドストロークとバックハンドストローク)を同じレベルで打てるようになれ、という意味ではありません。
得意を伸ばすか苦手を克服するか、二者択一のような極端な考え方をするな、という意味です。


私は以前、「バックが上手くなりたいなら、全球バックに回り込んで打つくらいの意識は持て!」みたいなことを言ったかと思いますが、これは果たして中道の精神から外れるでしょうか?

これについてなんですが、一生涯これを続けろということではありません。そんなことをしていたら、フォアハンドがどんどん下手になってゆくでしょうし、これでは試合にも勝てません。
あくまで「バックハンドを上達させる」という目的でやっていることであり、目論見通りバックハンドが上達したなら通常のプレーに戻すのは当然のことです。
むしろ、それこそ中道の精神ではないでしょうか?

中道を選ぶとは、中途半端を選ぶこととは違いますし、「ストロークも、ボレーも、サーブも、スマッシュも、均等に(同じレベルで)大事だ、だからどれも同じだけ練習しないといけない」ということが中道でもありません。
むしろそういう考え方こそが偏ったものであり、中道とは反する極端な思考だと言っているのです。


テニスの極意にしろ、料理の極意にしろ、健康の極意にしろ、また人間関係の極意にしろ、極意と聞くと「これが唯一にして最重要のポイントだ!」というその「これ」こそが極意だというイメージがありますよね。
が、実はそんなものは存在せず、敢えて言うならこの「中道」こそがテニスに限らず何事においても極意と呼べるものなのではなかろうか?などと考えを巡らす日々です。
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コメント

No title
突然お邪魔します
とても参考になるお話でした。
というのも年甲斐もなくテニスに再燃してしまい
多い時で週5日テニスをしてしまいます。
そんな時に「中道」の精神を読み
ズバリ当たっているので恥ずかしい思いをしている初老男性です。

なんでも秀でたものをお持ちの方は
年齢に関係なくわかっちゃうんですね。
故障だらけの身体なので、回数を減らし
1回の楽しみに満足感を得れるようにしたいと思います。

仕事にプライベートにバランス感覚には自身があったのですが
テニスになるとバランスを崩してしまう人生を送ってしまいます。
テニスがもっと上達したいという気持ちと
テニス仲間に(複数のサークル)会える楽しみから
逃れられないまま今日まで至ってしまいました。

ちょっと反省します。
Re: No title
コメントありがとうございます。
楽しめるうちにたくさん楽しんでおくべきだという考え方もあると思いますが、やはり行き過ぎると結果として楽しめる総量も減ってしまう可能性もありますからね。

欲を満たすこと自体は何も悪いことではないはずなのですが、欲というのは際限がありませんから、適度に理性を保ちつつ楽しいテニスライフを送れれば良いですね。
No title
ここで言う中道とは、得意なショットと苦手なショット(例えば、フォアハンドストロークとバックハンドストローク)を同じレベルで打てるようになれ、という意味ではありません。

おもしろいですよね。

得意なショットを伸ばせば、試合でノリノリになれるはず。
苦手なショットを克服すれば、プレーの幅が広がり、ヒラメキのあるプレーができる。

どっちか1つという狭い考え方ではなく、どっちもおもしろいテニスができる広い考え方を持ちましょう、と感じました。

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