上達したいなら、何かを「明確に」変えること | ゆうゆーのテニスブログ

上達したいなら、何かを「明確に」変えること

上達したい。これはテニスプレーヤーなら誰もが思っていることだと思います。
そして、誰もがその上達のためにあれこれ試行錯誤して日々、何かに取り組んでいることでしょう。

しかし、それで実際に上達できる人はそんなに多くはありません。
例えばあなたの周りの、誰でもいいですがそれなりにテニス歴の長い(5年以上とか)テニス仲間を一人思い浮かべてみてください。
おそらくその人だって、やるからには上達したいと思ってやっているに違いありません。
でもその人、一年前と比べて明らかに上達しているようにあなたの目からは見えますか?
一年前とあまり変わってないかなぁ、と感じるケースがほとんどなのではないでしょうか?

あなたもそうでしょうし、周りの人たちだっておそらく上達を目指していろいろやっていることはきっと同じなんです。
でも結果は見ての通りで、ほとんど分からないレベルでしか変わっていないんです。
変わった(上達した)かな?と思っても、何ヶ月かするとまた以前の状態に戻っていたりして、「上達したのではなくて、ただの調子の波だったんだ」ということに後から気が付くことでしょう。

変わることって、そんなに簡単なことではないということです。


そんな中、絶対に変われる方法を私が教えましょう。
それは、今の(テニスへの)取り組み方を明確に変えることです。

そんなの簡単じゃないか!と思われるかもしれませんが、「明確に」という言葉が超重要ワードですので注意してくださいね。「明確に」の言葉が抜けたら何の意味もないです。


明らかに上達した例で一番分かりやすいのが、今までテニスをまったくしたことがなかった人が新たにテニスを始めたケースです。
テニスを始めた初日とその一年後では、誰が見ても明らかなほど普通は上達しますよね。
このケースではむしろ、上達しない方が不思議です。

それもそのはず、この人のテニスへの取り組み方は大きく変わっていますよね。
全くテニスをしなかった環境だったのが、週一なり月一なりテニスをするようになったのですから、これは誰がどう見ても明確な変化です。

これくらい明確な変化があれば、人は必ず変わるんです。
逆に言えば、これくらい明確な何かを変えなければ、人は変われないということでもあります。


バックが苦手なのを克服したければ、まずもって「バックをもっと使え」と私は言ってきました。

普段バックを積極的に使うようにしている、ですって?
いやいや、そんなもんじゃダメです。生ぬるいです。
明確な変化というところの、「明確な」の言葉の重さをナメてはいけません。


学生時代から雁行陣しかできなくて、ボレーや並行陣に苦手意識があった私が社会人になってからどのようにしてこの苦手意識を克服したか分かりますか?

今までの(練習の試合、本番の試合など全て含めた)全試合、自分のサービスゲームの全ポイントで雁行陣を取ってきた今までのやり方を完全に捨てて、全試合・サービスゲームの全ポイントにおいて無理やりサービスダッシュして並行陣を取るようにしたんですよ。

余裕のある試合や余裕のあるポイントだけ、などではありません。
おおよそ並行陣を取ることが可能であろう、全ポイントでこれをやったんです。

もちろん、もともとボレーが苦手な上に陣形にも不慣れですから、最初のうちは当然上手くできませんし勝率も下がりますが、繰り返し繰り返し何ヶ月もやっているうちに、いつの間にかそれなりに出来るようになってくるんです。
出来るようになってきているのを実感すると、楽しくなってきますからサービスダッシュすることも苦痛でなくなってきます。

そうこうしているうちに気付けば並行陣が完全に板につき、同時にボレーの苦手意識もなくなり、場面によってはもともと得意だった雁行陣だって当然取れますから、テニスの幅が明確に広がりました。


ボレーが上手くなりたいなら、これくらいやれと言いたいのです。
でも、自称「ボレーが苦手」を認めているほとんどの人は、やれ並行陣はハードルが高いとかペアに迷惑がかかるとか、何だかんだ言い訳を見つけては取り組むことさえしないんです。

冒頭に挙げた「ほとんどの人は一年前とあまり変わっていない」理由はこれなんです。
明確な変化をことごとく避けてきたら、そりゃ変わりっこありませんよ。
バックが苦手なのはいいとして、一年後も同じようにバックが苦手だと言っている方、このまま何かを明確に変えない限り2年後も3年後も、10年後も20年後も同じこと言ってますからね。。。


・今までよりもボレーを積極的に使うよう心掛ける
・毎回、テニスの前には集中力を高めるようにする
・セカンドサーブはできるだけ相手のバック中心に入れるよう意識する

こんなのは明確な変化でも何でもありません。変えたつもりと言うんです。自己満足とも言います。
これではなかなかテニスは変わりません。


・2週に1回だったテニスを、週3回に増やす
・毎回、練習のラリーではフォアハンド使用禁止とする
・全ての練習と試合においてサーブは一切の駆け引き無しで全球、相手のバックへ入れる

こういうレベルの変化をもって初めて「明確」と呼べるのです。

もちろん、それでも時間は必要ですよ。一週間や二週間で変わるものではありません。
でも、私を信じて三ヶ月間続けてみてください。必ずや変化の兆しを感じますから。


何かを「明確に」変える。 ※「」に注意
それを三ヶ月間、続けてみる。

これであなたのテニスは間違いなく変わります。鉄板の法則です。
あとは、やるかやらないかです。
関連記事

コメント


トラックバック