練習の質を決めるのは、内容よりも心構え | ゆうゆーのテニスブログ

練習の質を決めるのは、内容よりも心構え

同じくらいのレベルのAさんとBさんがいます。
これから二人とも、全く同じ内容の練習メニューを全く同じ量だけこなしたとします。

普通に考えれば、AさんとBさんは同じくらい上達しそうなものですよね。
練習メニューが良ければ二人とも同じようにすごく上達するし、練習メニューが悪ければ二人とも全然上達しないだろう。
そんな風に考えてしまいがちです。

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しかし蓋を開けてみれば、Aさんの方はものすごく上達し、Bさんの方は全然上達していない。
そういったことは普通に起こり得るものだと私は思っています。
もちろん、AさんとBさんの生まれ持った才能の違いというものはあるでしょうが、そういった要因を抜きにしても、です。

そして、全然上達できていないBさんのいつものお決まりの口癖は、「こんな練習メニューじゃ上手くなれない」というものです。
上達できない理由を、練習メニューのせいにしているのです。


もちろん、練習メニューは何でもいいというつもりは毛頭ありません。
練習の内容は、練習の質を決める大事な要素の一つであることは疑うべくもありません。
ただ、練習メニューだけでその人にとっての練習の質が決まるわけではない、ということが言いたいのです。

練習の内容よりも大切だと私が思うもの、それは練習に対する心構えです。
同じ球出し練習一つとっても、イヤイヤやらされて漠然と打つのと、足の運び方や重心を低くするなど意識を持ってやるのとでは、全く質の異なる練習になると思いませんか?

これは球出し練習でなくとも、どんな練習メニューでも同じです。
単純なランニングでさえ、心構えの違いによって質の差は生まれてくると思っています。


現在、私は自分が運営しているサークル内で定期的にレッスンをしているのですが、今はこのレッスンに参加する人には自分の何が課題であり、それを克服するためにどういう練習がしたいか等を毎回、事前に書いてもらうようにしています。
またレッスン後には、レッスンを受けて感じたことを書いてもらうようにしています。

お分かりだと思いますが、これは練習に対するしっかりとした心構えを持ってもらう意図があってのことです。コートに入る前から練習は始まっているんです。
貴重な時間をさいてせっかく練習するのだから、より質の高い練習にしないともったいないです。


練習メニューに対する言い訳もそうですが、自分よりも上手な人と練習しなければ上手くなれない、といったような言い訳も同じです。
敢えて「言い訳」と書かせていただきました。
練習相手は、確かに練習の質を決める要素の一つではあります。
でも、練習相手のレベルよりも自分の心構えの方がはるかに大事な要素だと私は思います。

私の個人的な話で恐縮ですが、私はこれまで自分よりも上手な人と練習する機会はほとんどなく、大抵は自分よりも下のレベルの人との練習で、たまに自分と同程度のレベルの人と練習してきた程度です。これは今でもそうです。
自分より上手な人とテニスをする機会といったら、試合(大会)に出た時くらいなものでした。試合では、負ける(=自分よりも上手な相手に当たる)までできますからね。
だから私にとって試合は、自分よりも上手な人とテニスができる本当に貴重な機会でした。

そんな環境でも、このレベルにまではなれたんです。
別にテニスで有名な学校に行っていたわけでもないですし(強豪校の一部員ではなく、弱小校のエースという感じでした)、スクールで有名コーチに教わっていたわけでもないですし、過去の自分の上達ストーリーを振り返っても、今の自分のレベル以上の練習相手なんて(たまに打ってもらう程度のことはあっても)ほぼいませんでした。

自分よりも上手な人がいて、自分もその人くらい上手くなりたいと思った時に、そのレベルの人と一緒に練習しなければそのレベルには絶対到達できないものでしょうか?

私の答えは、Noです。

もちろん、そういう環境があるのであれば大いにそれを利用すればいいと思いますが、そういう環境が無いからといってそのレベルには行けないということは全くありません。
むしろ、私にとってそういう環境(自分よりもレベルが下の人とばかり練習する環境)は、プラスであったのではないかとさえ思っています。
これはあくまで私の意見です。
上級者も含め大多数の人は、上手な人と一緒に練習しないと上手になれないと言うでしょう。
私は、大多数の意見とは違います。

ゲーム練習をしていて相手にチャンスボールを上げてしまった時、上手な相手ならほぼ確実に決められるけど下手な相手なら決めずにつないできたり、決めにこようとしてミスしてくれたりします。
そういう時、結果で判断して「ラッキー」と思うか、中身で判断して「今のは上手な相手なら決められていた。ダメだ」と思うか、これは自分の心構え次第です。

ものは、工夫次第で何とでもなるものです。
心構えさえしっかりとしていれば、いくらでも工夫ができますから。


逆に、いつも受け身の姿勢(提供される練習メニューをただ淡々とこなすだけ)であれば、いくら上手な人とラリーしても、いくら上手なコーチに教わっても、非常に質の低い練習となってなかなか上達できません。


以前、一切合切の言い訳をやめようという記事を書きましたが、上手くなれない言い訳をすることがどれだけ自分にとってマイナスかということを、みなさんにはもっと重く受け止めて欲しいです。

だいたい、上手くなれない言い訳をする人ほど、その言い訳の内容とは別のところで練習の質を低くする原因を自ら作ってしまっていることに気付いていません。
上手くなれるのもなれないのも、全ては自分の責任なんです。
言い訳をするのは、その責任から逃れようとしているだけです。甘えの表れです。

テニスは、どんな練習環境であっても必ず上手くなれます。
プロを目指すとか、日常生活を投げうってでもテニスが強くなることが最優先というのなら、それは練習環境もベストを求めるべきでしょうが、たとえ練習環境が悪くたって心構えで十分にカバーできるということを心に刻み、練習に取り組んでもらいたいものです。
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