一切合切の言い訳をやめよう | ゆうゆーのテニスブログ

一切合切の言い訳をやめよう

試合に負けた後など、何だかんだと理由をつけて負けた言い訳をする人がいるのは、どこのテニス界でもきっと同じなんだろうなと思います。

定番の言い訳としては、

■風が強すぎた
■ペアの調子が悪すぎた
■相手のジャッジが汚すぎる

まぁ、ざっとこんなところでしょうか。
もちろん、これらも程度によっては(あまりに酷ければ)クレームをつけるレベルであることは当然有り得ますし、それを否定するつもりはありません。
ただ、そういう誰が見てもおかしいというレベルの話ではなく、ちょっとこういうことがあっただけですぐにそれを言い訳に利用する人っていませんか?

例えば相手のジャッジが汚かったといっても、そういうシーンってせいぜい一試合に一回か二回あるくらいなものでしょう。それも、ラインよりも10cm内側の球をアウトと言われるわけではなく、オンラインの球をアウトと言われる程度の話です。
これ以上の酷さになるとさすがにクレームをつけるのは分かりますが、そこまで酷いケースなんてそうはありません。

これは確かに相手のミスジャッジかもしれませんが、それにイライラして自分のペースを崩すのは、相手のせいではなくまさに自分の実力なわけです。
本当に強い人は、そういう場面があって一瞬イラっとしてもすぐに「仕方ない。ラインギリギリに打ってしまった自分が悪かった。さあ次だ次!」と、気持ちをスッと切り替えられるものです。


で、なぜこのような言い訳をしてしまうかというと、無意識のうちに負けた責任を自分の実力以外のものに押し付けようとしているんですね。

「自分の本来の実力を持ってすれば、あんな相手に負けるはずがないんだ」

そう周りに認めさせようとしているわけです。
自分の持つプライドが、人をそのような姿にさせるのでしょうかね。

ただ、それを聞く側としては言い訳があろうが無かろうが、その人への評価が特に変わるわけではないんですよね。むしろ、人間的に余裕のない人なんだなぁと思われるだけ損です。


この他に、自分が負けた対戦相手がどれだけ勝ち進んだかを誇らしげに語る人もいます。
これも、「自分はこんなに凄い人に負けたのだから仕方がないんだ」と、暗に周りに認めさせようとしている心理の裏返しとも言えますね。

でも、そんなたった一試合に対する周りの評価なんてどうでもよくないですか?
大会で初戦負けしようと優勝しようと、一ヶ月もすればそんなことはみんなすっかり忘れてますよ。
それよりも、長期的に強くなってゆければ自然と誰もが実力を認めてくれるようになり、結果もおのずと出てくるようになります。


これからは、一切合切の言い訳はしないんだと固く心に誓い、試合に負けた時は単に自分の実力が及ばなかったのだと素直に認めた方が、課題がはっきりしてよほど次に繋がります。
そしてその課題に真摯に取り組む。これが大切なんですね。

言い訳なんてしていたら、せっかくの課題が見つかる良い機会が台無しになってしまいます。
勝ったか負けたかよりも、その後の行動の方が長期的に強くなるためにはよほど大切なことだということです。
負けた言い訳なんかしている人は、強くなれません。
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コメント

心が救われました。
一切合切の言い訳をやめよう、ものすごく共感させていただきました。1試合の負けに執着してしまう自分が解き放たれた気分です。長期的に強くなれるように精進して参ります。ありがとうございました。
Re: 心が救われました。
コメントありがとうございます。
言い訳したくなる気持ちがよーく分かるからこそ、こんな記事を書かせていただきました。
参考にしていただけて幸いです。

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