パッシングショットのちょっとしたコツ | ゆうゆーのテニスブログ

パッシングショットのちょっとしたコツ

シングルスでもダブルスでも、前衛の脇を抜くパッシングショットって気持ち良いですよね。
相手が前にいる分、いつも以上のプレッシャーを感じるという方も多いと思いますが、逆に抜くことさえできればその一撃でほぼポイントを取れるという意味では魅力的なショットでもあると思います。

今回は私もよくやっている、パッシングショットを成功させるためのちょっとしたコツをお話ししたいと思います。
パッシングショットで大切なのは、「浮かさない」とか「甘いコースに打たない」というのは当然なのですが、その他にも「コースを読まれない」という要素も重要です。

上手な人だと、特にネットプレーヤー側がピンチの場面(それなりに余裕を持ってパッシングショットを打てる場面)では、こちらの打とうとしているコースを先読みして、打つ前にそっちに動いて守るといったようなことをしてきたりします。
結構いいショットが打てても、読まれれば意外と取られてしまうんですね。

これは逆に言えば、読みを完全に外すことができればパッシングが少々の失敗ショットになってしまったとしても案外、決まることも多いということです。

例えば、以下のようなシーンを想定してください。
ギリギリ追いついた厳しい球ではなく、ある程度余裕を持って打てる状況だとします。

012.png

このシーンでは、パッシングショットのコースとしては青矢印のコースと赤矢印のコース、大きく二通りの選択肢がありますね。
さて、この場面で相手の読みを外すちょっとしたコツを使ってみましょう。

この場面では、相手(前衛)側としてはまず青矢印か赤矢印か、どちらかのコースを無意識のうちに予測してそちらで張っています。
100%そちらで待っていることはないにせよ、7:3か8:2くらいでどちらかに意識が偏っています。
この、読まれているコースと反対のコースに打つことができれば、よほど甘い球かこちらがミスでもしない限りはまずエースが取れるはずです。

ここで、相手は何の情報を基にパッシングのコースを予測しているか?ということです。

それは、相手のフォームや目線を見て判断しているのです。
もちろん、相手がそれまでに打ってきたコースや相手の得意なコースなども頭には入っているでしょうが、それでも相手のフォームや目線は大きな判断材料になっているはずです。

ということは、読みを外すためにはそれの「逆」をつけばいいわけですね。

一番「逆」をやりやすくて効果が高いのは、目線の動かし方です。
簡単に言えば、抜こうとしているコースを絶対に見ないということです。

上図のシーンでこれをフォアハンドで打つ場合、いかにも青矢印のコースを抜こうとしているかのように、目線もそっちのコースを見るのです。
そうすると、自然にフォームもそちらのコースを抜こうとしているように相手には見えるはずです。

そこで、最後に赤矢印のコースに切り替える(引っ張る)のです。
これは、このシーンのフォアハンドならばそんなに難易度は高くないはずです。
(バックハンドの場合、赤矢印から青矢印への変更の方が引っ張る方向になるのでやりやすいです)

そして最後のコツですが、打った後もボールや打ったコース(赤矢印のコース)を目で追わずに、青矢印のコースを見たままにするのです。
まるで青矢印のコースに打ったかのように、です。
ここが、ゆうゆー流パッシングショットの最大のポイントです。

普通は誰でも、自分の打ったボールを無意識のうちに目で追っているものです。
だから、こちらの目線のコースと実際にボールが飛んでくるコースが違うことに、相手はかなりの違和感を感じることでしょう。
そして一瞬、相手の目線の方向を意識してしまってボールへの反応が遅れるんです。

想像してみてください。
ある方向を見つめながら全然違う方向に球出しされた時、あなたはすんなりと反応できますか?
一瞬、反応が遅れるはずです。

パッシングショットでは一瞬でも反応を遅らせれば、パッシングを打った側の勝ちです。

みんな終始ボールを見ているようで、実はボールだけではなく相手の目線も無意識のうちに観察して参考にしている、ということなんです。
これをパッシングに応用すれば相手の読みを外しやすいよ、というのが今回伝えたいポイントです。
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