軸足と利き目の関係 | ゆうゆーのテニスメソッド

軸足と利き目の関係

利き手(右利き、左利き)という概念について理解していない方はいません。
利き足についても、ほとんどの方は自分の利き足がどちらかくらいは把握しているでしょう。

では、みなさんは利き目というものがあることは知っていますか?
また、自分の利き目はどちらの目かということは分かっていますか?

この利き目というものですが、実はテニスにおいても非常に重要な意味を持っているのだということが、恥ずかしながら私は最近になってようやく分かってきました。

<スポンサーリンク>


参考までに、自分の利き目がどちらかを知る方法を載せておきます。

まず、5mほど先の物体(小さいものなら何でもいいです)を両目で見つめてください。
次に右手(左手でもOK)を伸ばして、親指と人差し指で○(マル)を作ってください。
その○の中に、見つめている物体が収まるように指の○を動かしてください。

この状態の時に、右目を瞑ったり左目を瞑ったりしてみてください。
どちらかの目を瞑った時には物体が○から外れ、反対の目を瞑った時には物体が○の中に収まったままになっているはずです。
この、物体が○の中に収まった状態の時に開いている方の目が、あなたの利き目になります。


さて、本題に移ります。
以前「ストロークでは軸足を意識すること」という記事を書きましたが、私はフォアハンドの場合は右足を軸足にすることでスムーズに打つことができます。
後から分かったのですが、実はこれは私の利き目が右目だったからなんですね。
そして、このフォアハンドが昔からとても得意でした。

一方のバックハンドですが、よく「バックハンドは左手のフォアハンドだ」と言われます。
要は左利きの人がフォアハンドを打つイメージで、そこに右手を添える感じで打て、という意味です。
(これはダブルハンドの場合です。シングルハンドについては当てはまりません)

が、この解説は(解釈の仕方にもよりますが)半分間違っていると思った方がいいです。

これが上半身だけの解説であるならば、これは正しいでしょう。
(かといって、右手主導の打ち方が必ずしも間違っているとも思いませんが)

問題は足の使い方です。
昔の私は、バックハンドは左手のフォアハンドだという言葉を全て鵜呑みにして、全てを左右対称に考えてしまっていたんですね。
つまり「フォアの時の軸足が右足だから、バックの時は左足が軸足になるはずだ」と。

で、左手主導の左足軸を意識してずっとバックハンドを練習していたのですが、いくら練習しても全然しっくりこないんですね。

原因は、利き目というものを考えていないことでした。

フォアであってもバックであっても、利き目が右であることは変わりません。
フォアで右足軸の方が打ちやすいのは、ボールを利き目でよく見て引きつけて打てるからでした。
バックで左足を軸にすると、左足側にボールを引きつけて打つ打ち方となるため利き目(右目)ではボールが見づらくなり、どうもしっくりこないのです。

うーん、この感覚を言葉で説明するのは非常に難しいですね。。。

要するに、利き目にボールを引きつけて打った方が打ちやすく、また軸足には当然ボールを引きつけますから、利き目と軸足は同じ側(右なら右、左なら左)の方が軸が安定するのです。

よって、私の場合はバックハンドの時も右足を軸足とする方が正解だったのです。
バックハンドで右足が軸の打ち方とは、突っ込んで打つような打ち方(ジャックナイフのような)になりますが、これがしっくり来るわけです。

逆に左が利き目の方は、左足軸でしっかりと引きつけて打つ打ち方が合っていると思います。
しっかりスピンをかけるならこっちの方が向いていますね。
その代わり、フォアは突っ込んで打つ打ち方(錦織くんのエアケイのような)になります。


このことに気付いて、バックハンドの場合も右足軸を意識して練習するようにした結果、ようやくしっくりきて私はバックハンドが以前ほど苦手ではなくなりました。


ここで補足ですが、右足軸・左足軸というのは毎回それで打てということではありません。
深い球が来て、下がりながら打つ時に前足(右利きの方のバックハンドの場合だと、右足)を軸にして打つなんて不可能ですから、そういう時は臨機応変に左足軸で打たなくてはなりません。
ここに書いた話はあくまで、普段こういう風に意識すればしっくり打てるよ、という話です。

さらには、オープンスタンス・クローズドスタンスの打ちやすさも実はこの利き目と関連しています。
フォアハンドはオープンスタンスの方が打ちやすいという方は、おそらく利き目は右目です。
ボールを右目で見るには、角度的にクローズドよりもオープンの方が見やすいからです。

こういう人は、逆にバックハンドはオープンスタンスでは非常に打ちにくいはずです。
なぜなら、バックでオープンスタンスではボールと目の距離が離れてしまうからですね。


何となく難しい話に聞こえますが、理屈が分かると全て納得できるはずです。
ストロークで、フォアハンドが得意な方はバックハンドが苦手、バックハンドが得意な方はフォアハンドを苦手にしているケースはとても多いのですが、これは利き腕だけでなく利き目という要素があるせいだと思っています。

フォアまたはバックのストロークに悩まれている方は一度、利き目と軸足やスタンスの関係について意識してみるのも良いと思います。
<スポンサーリンク>

コメント

No title
目にも効き目があるというお話はなるほどと自分がバックが苦手な原因を考えると思い当たる節があります。バックが苦手で良いショットが打てない原因としてボールとの距離感がフォアの時よりうまくつかめず、ゆうゆーさんが前の記事でおっしやっていた軸足を正しい位置にもっていくことがまずできていないことが圧倒的に多いことです。

しかしだからといって軸足をバックも右としてしまうと、軸足の反対の足で踏み込むことができなくなるので、その分強くていいショットを打てなくなる感じがしますがゆうゆーさんはそのあたりはどのように解決されているのでしょうか?

あとはいつもサークルで教えて下さる年配のものすごく上手な方や、スクールのコーチにもバックを右軸足で売ったら間違いなくダメ出しされるので、それをどうやってかわすのかも初心者の私にとっては問題ですね(笑)



基本はフォアは軸足が右、バックは左ですよね。これを効き目が右ならバックも右軸足でというのは初めて聞きましたし、そうすると
Re: No title
sunさん、こんにちは。

軸足と反対の足を踏み込むことでパワーを出すというやり方自体、私はとっていないですね。
例えばフォアでは軸足は右ですが、基本オープンスタンスなので左足は(浅い球でない限り)踏み込まないです。最後の最後まで体重はほぼ右足に乗っている感じですね。
まさに、軸(足)を中心とした回転運動で打っている感じです。

それでもパワーが出ないということはありません。表現しにくいのですが、右足に体重を乗せてヒザを曲げて、タメを作るイメージです。

バックハンドの場合は軸足が右(前足)なので、打点もフォアとは大分変わってきます。
フォアと比べると打点がかなり前の方になります。これをフォアと同じように後ろの方に引きつけてしまうとボールに体重が乗らないので、パワーが出ないのかもしれません。

フォアとバックを左右対称と考えると確かにフォアの軸足は右、バックの軸足は左になるのですが、これでやるとどうしてもバックがしっくり来ず、バックハンドが得意な妻に聞くと右足軸で打っているとのことで(妻の利き目も右)この左右対称理論は成り立たないのではないかと考え、私なりの独自理論を書いたのがこの記事です。
だって、左右対称といっても右手主導を左手主導に変えることは意識的に出来ても、ボールを見る目を右目から左目に変えるなどということは不可能なのですからね。

他のコーチ陣には受け入れられないかもしれませんし、この私の理論がsunさんにはしっくり来ない可能性もありますが、バックに悩まれているのであれば一度試してみていただければと思います。
No title
ゆうゆーさん 先日はご回答いただきまして、誠にありがとうございました。今回の話にも触発されました。試したところ、私は右目が利き目。足も右足が利き足です。バックハンドの方が得意なのは、シングルハンドで右足に体重を乗せて、スピンとスライスを打っているからだと思います。
No title
そこでまた質問なのですが、利き目、利き足とも右ということは、苦手なフォアハンドはどのような打ち方を心掛けたらよいのでしょうか。考えてみると、右足で踏ん張って打ってはいるものの、体重移動がきかないので、それも球を押し出せない原因の一つになっている気がします。
No title
さらに質問です。実は私はサーブも苦手で、いわゆる左足着地というのができません。体が回って、右足着地にどうしてもなってしまうのです、また、利き足が右足のせいか、右足に体重が残り、左足に体重がうまく移せず、トスの上がる方向で、左足が動いてしまいます。さらに、トスが後ろ目に上がると、打つ反動で体が後方に下がってしまうこともあります。どのような打ち方を心掛けて、修正していったらいいでしょうか。お手すきの時にご助言いただければ幸いです。
Re: No title
JNさん、こんにちは。

フォアハンドの件ですが、あくまで私の場合ですが体重移動で打つという感覚はありません。
体重移動ではなく軸足を中心とした回転運動で打っているため、最後まで右足に体重が残っていてもパワーが出ないことはありませんね。

体重移動でパワーを出そうとしているということは、打つというより「押す」感覚になってませんか?
軸足を右足(後ろ足)にするなら、「押す」ではなく「打つ」感覚でないといけません。
腰の回転がまずあって、その後に腕、手首とついてくる感じで、例えて言うならムチのしなりのようなイメージです。

サーブについてですが、右足に体重が残るというのがよく分かりません。
サーブは遠投の動作と基本的に同じですので、その動作をイメージしてみるといいです。
野球の投手でもいいですが、右投げの投手ならボールを投げた直後には左足に全体重がかかり、必ず右足が上がっています。
そうならないとしたら、体が相当開いてしまっているとしか考えられません。

体が開かないためにはスタンスをきちんと横向きに取ることや、左手で体を支えることが重要だと思いますが、まずはサーブよりも単純な遠投の動作をしてみて、リリースの直後に左足に全体重が乗るような体の動きを覚えることからではないでしょうか。

フォアにせよサーブにせよ、このような動作を言葉で説明するのは非常に難しく、結局はご自身の体で覚えるしかないのですがあくまで私はこういう感覚で打っているということで、参考になればとお伝えさせていただきました。
No title
ゆうゆー 様

お忙しい中、ご回答いただきまして誠にありがとうございます。

いろいろと参考になりました。また、よろしくお願い申し上げます。

トラックバック